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2008年11月
二人の指輪物語~The Lord of the Rings「打合せ編」 [2008年11月28日 11:01 by 杢目金屋]
2008 クリスマスオリジナルジュエリー「種」    【期間限定・受注生産】 [2008年11月28日 11:00 by 杢目金屋]
ふたりだけの絆 [2008年11月21日 11:00 by 杢目金屋]
「 渋く 静かに ゆったりと 」 [2008年11月14日 11:00 by 杢目金屋]
杢目金屋のエンゲージリング [2008年11月 7日 11:00 by 杢目金屋]

杢目金屋ではリングをお作りする際、まず最初にご予約を頂き、
リングのデザイン選びのためお打合せをさせて頂いております。
その後、「フィッティング」「リング完成」「お渡し」、と続いていくのですが、
今回は、最初のお打合わせの模様を臨場感たっぷりに(?)ご紹介したいと思います。

ご協力頂きましたのは、田中様・岸上様お二人でございます。
(タイトルは私が勝手に付けちゃいました…!)
(ご協力頂きまして、ありがとうございます。)


お二人は同級生でいらっしゃるそうで、なんと9年のお付き合いだそうなんです!
そして結婚式を挙げられる2009年が10年目☆
わーー!「10年愛」ですよね…。
本当にうらやましいくらい息ピッタリのお二人でした。
岸上様いわく、お顔とかも似ているとよく言われるそうです。

ご結婚されるお二人というのは、皆様どこか似ていらっしゃるところがありますよね。
長年連れ添ったご夫婦なども、お顔がだんだん似てくるとも言いますし・・・。

そんなお二人のリングは、同じ板を分けあってお作りする事に。
同じものを分け合うというのは、一生お二人で身につけるリングだからこそかもしれません。
お二人だけのでもあり、お互いの分身のような存在になりますよね。
金属の組合せも、より模様がはっきり見えるようにとお選びになりました。


岸上様はご自分用のノートをお持ちで、リングの事だけでなく、
会場やお式の事など、ご自分で様々な事を綴っていらっしゃいました。
名付けるなら「ウェディング日記」とでも申しましょうか。
きっと、今後もどんどん書き込む内容が増えていって、
それが、何年か経ってご覧になった時に、お二人にとって
かけがえのない思い出になるのでしょうね…。とっても素敵ですよね!!


        「これって書いとく…?」「書いとかな忘れるんちゃう?」


        「ふむふむ…。なるほど…。」「ちゃんと書いとかないと…。」


        「きれいな模様やな~。」「近くで見るとやっぱり違うな~。」


        「ほっほーー!」「なんか木目金が分かってきたわ~。」

などという会話をされていたかはさておき…。
(田中様、岸上様、すいません!先に誤っておきます!かなり脚色?してますよね…。)
お二人がどんなリングを作られたかは、もう少し内緒です☆

今後は、お二人のリングのフィッティングのご様子や、
お渡しまでをご紹介させて頂く予定でございますので、楽しみにお待ちくださいませ。

そしてそして、これからお越し頂く皆様へ。
リング選びは本当に楽しいですよゆっくり、じっくり、
ワクワク
しながらお二人だけのリングを形作ってみて下さい。

皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。


大阪店 細山

※12/15追記 受注期間は終了いたしました。ありがとうございました。

「種」necklace/K18 「しずく」ダイヤモンド _set49,350yen

ここ数日で、大阪もめっきり寒さが厳しくなってまいりました。
街を歩く人々も、もうすっかり冬の装いになっております。
これから年末に向けて、クリスマス・大みそか・お正月などなど…
楽しいこともたくさんやってまいりますよね!

今日ご紹介するお二人は、今頃は東京の空の下にいらっしゃるでしょうか…。
ご主人様のお仕事で、東京の方にお引越しされたお二人なのです。
東京は大阪以上に寒そうな気配がいたしますが、どの様にお過ごしでしょうか。

小寺様ご夫妻と初めてお会いしましたのが、今年の5月5日でした。
なんと!月日がたつのは早いものですよね…。
フィッティングの時期には、ご主人様はすでに東京にいらっしゃったのですが、
リングのお渡しには、大阪までお越し下さいました。
本当にありがとうございました!


お二人とも、一生身につけるリングだからこそ、
ご自分たちのこだわりを大切に、それぞれの個性でリングを
お作りになりました。

お二人から頂いたコメントは…
「今まで見たことがないようなリングだったので、
杢目金屋さんに決めました!
 いわゆる結婚指輪っぽくなかった点と、木目調なのが気に入りました。
 自分の指輪はすべて気に入っていますが、
 二人ともデザインが違うのだけど、よく見ると一緒ってところが特に気に入っています!
 式の時にはめるのが楽しみです!」
 とのとても嬉しいお言葉!

お二人のリングは、一見すると違う雰囲気のリングに見えますが、
お使いする金属をホワイトゴールド、ピンクゴールド、シルバーの3色と
ご一緒にされ、浮かび上がる模様も、川の流れの様な、
さらには木の地肌のうねりの様な、ゆったりとした同じ風情
漂っております。
とっても自然体で、同じ空気感のあるお二人。
そんなお二人だけに分かる絆が、垣間見えるリングでございますよね。


お渡しの際には、最初のお打合せとは違うスペースで、
ソファにゆったり座って寛いで頂くのですが、
このソファスペースの家具達を気に入ってくださったようで、
お二人のお住まいも「同じ感じにしたいなー」などとおっしゃって下さいました。
新しい土地での、新しいお二人での新生活に、
同じような空間があれば、少し杢目金屋の空気を思い出して頂けるでしょうか…?

大阪にお越しになった際には、
ぜひぜひお気軽にお立ち寄りいただければと思っております☆

最後になりましたが、ご結婚、本当におめでとうございます!
お式の時におはめになったリングはいかがでしたか?
大阪の空の下、お二人の末永いお幸せを心よりお祈りいたしております…。


大阪店 細山

日本には「侘び寂び」という言葉がございます。
それは日本人の美意識でもあり、概念とも呼べる言葉です。
なかなか意味を言い表すことは難しいですが、
すべての万物に宿る本質を「心」で感じとる、なんとも情感深い表現です。


今回ご紹介させて頂く杉野様ご夫妻。
今年の3月にご結婚されましたお二人のお式のテーマは…
「 渋く 静かに ゆったりと 」
まさに、侘び寂びという情緒が漂うお式という感じがいたします。
さらに、お送りいただいたお写真を拝見して、大阪店スタッフ一同、惚れぼれ…。
とっても素敵で、なんとも慎ましく上品な美しさを感じました。
ご覧のみなさまも、温かい優しい表情のお写真だと思いませんか?

また、お作りになったリングは、玉杢という丸い模様を所々に配し、お一人のリングはいぶし仕上げという、
渋みのあるお色に…。

リングについて
お二人からも素敵なお言葉を頂きました。

「いわゆるよくある結婚指輪にはもともと惹かれていませんでした。実物を見せて頂き、木目金があまりにも美しく、職人さんが手作りで作る木目金のリングなら欲しいと思ったんです。木目金を引き立たせるために石を入れずに模様を主役にしたところがこだわりです。こんなにも素敵な結婚指輪ができました!」

絵をお描きになったり、ご自分達でアーティスティックな活動をされていらっしゃる
という事もあり、とても感性の豊かなお二人。
実はお話がついつい弾んで、お二人がお作りになっている「ぱらぱら漫画」を
見せて頂いたりもいたしました。(ちなみに私、おひとつ持っております!)


「ぱらぱら漫画」と聞くと、少しコミカルな感じがいたしますが、
お二人の作っていらっしゃる作品は、けっこう渋いのです!

手のひらサイズの小さな四角いアナログの世界から流れ出す映像の楽しさ。
お色味や、登場するキャラクター達が、なんとも味わい深く、
どこか懐かしさと少しの哀愁を感じさせてくれるとっても素敵な読み物です。

このぱらぱら漫画を拝見した時、
「だからお二人はこのリングなのだなー!」と
私の中でぴったり符合いたしました。

お作りするリングというのは、
本当に、お一人お一人の個性感性
今まで育んでこられた人生の中に潜む物語が反映されるのですね。
だからこそ、人生を共にするにふさわしいリングになるのだと思います。

お二人の様に、これからの人生、渋く静かに、そしてゆったりと
自然の赴くままに、歩みを進めていくのも素敵ですね…。
お二人を思い起こすにつれ、私も温かく心穏やかな気持ちになります。

またお会いできますのを楽しみにしております…!


大阪店 細山

結婚の約束を意味する婚約指輪、エンゲージリングの起源をご存じでいらっしゃいますか?
始まりはとても古く、紀元前の古代ローマ時代に鉄製の輪を婚約の証として贈ったようです。
今のようなダイヤモンドリングは、15世紀後半、オーストリアのマキシミリアン大公が
ブルゴーニュ公女マリーに贈ったのが始まりと言われております。

このエンゲージリング、日本では結納のときに渡される習慣があります。
結納とは日本ならではの伝統的な婚約の儀式で、
起源は仁徳天皇の時代、つまり5世紀前半頃と言われています。
日本でエンゲージリングが一般的に広まったのは明治以降で、
西洋文化が日本の伝統と融合し、結納品として「結美和(ゆびわ)」
誕生しました。(お二人の和を美しく結ぶと書くなんて素敵だなと思いました!)

エンゲージリングも結納も、始まりは古く歴史のあるものなんですね。
杢目金屋のエンゲージリングもまた、
伝統的な歴史のある技術を用いてお作りしてまいります。

エンゲージリングフルオーダーでお作りしておりますが、
その中で今回は私も大好きな2種類のリングをご紹介いたします。


お写真の右にあるリングは槌目(つちめ)
左にあるリングは刻み目という技法でお作りした、リングでございます。


槌目とは平らなもので表面をたたき、
面で模様を出す技法です。
まるで、月のやわらかな光が水面を照らしているかのように、優しく煌めきます。

刻み目とは、先のとがったもので
表面をたたき、模様を出す技法です。
まるで、星が瞬くかのように
キラキラと美しく輝きます。



  
  それぞれ、職人が一打一打、
  心を込めて叩くことで
  形作られ、
  シンプルではありますが、
  一つ一つが手作業なため、
  世界に一つだけの
  煌めきが生まれてまいります。


木目金の模様を、お客様は木目川の流れ宇宙などと表現してくださいます。
この2つのリングの煌めきも、感じ方は人それぞれ。
お二人にはどのようにお感じ頂けるでしょうか。

このふたつのリングは木目金とも相性がよく、それぞれを引き立て合いますので、
マリッジリングと重ねづけを楽しんで頂くのも素敵ですね。

ぜひ一度、お手にとって実際の煌めきを感じて頂ければと思います。


様々なデザインでお作りしておりますので、
HP内、作品集「エンゲージ」もご覧くださいませ。

大阪店  湊