私ども杢目金屋でお作りしているリングはすべてフルオーダーのリングでございます。
この世にまったく同じリングは、一つとしてございません。
だからこそ、お一つお一つのリングには、お作りになった方の想いや願い、
そして、こうあってほしいという理想の形がぎゅっと凝縮されるのだと思います。
今回ご紹介させて頂く平川様・長道様のお二人。
お二人が最初に大阪店にご来店頂いたのは、昨年の6月でした。
お二人は、層になった素材の表面を彫ることにより、模様を表現する、
「グリ彫り」という技法でのリングをお作り下さいました。
川杢という彫りを全面に入れることにより、リング一周に川の流れの様な緩やかなうねりが現れ、そうしたリング自体の動きの中にも、
さらに繊細に波紋の様に模様が現れている、とっても素敵なリングでございます。
そんなお二人のさらなるこだわりは、「レディースリングにお石を絶対に入れたい!」
という事でございました。さらにおひとつではなくできれば3つ!!
リングのお幅やデザインによって、ダイヤモンドをお入れできる方法は
様々ございますが、もちろん制限もございます。
お二人のご要望通りにお石をお入れできるかどうか…。
「うーーーーん…。」しばし熟考…。
お二人にもご無理を言い、お忙しい中、何度も大阪店まで足をお運びいただき、
そんなこんなでようやく完成したのです!
お渡しの際には、
私も本当にドキドキいたしました…。
リングをお入れしている桐箱を
お二人の前までお持ちするのですが、
その桐箱をお開けして、リングを目にして
頂く瞬間まで、
どきどきドキドキ…。
(この様な感じで、お二人の目の前にお持ちして
いるんです☆)
桐箱をお開けして、リングを目にされた瞬間のお二人のお顔は忘れられません!
本当にとっても喜んで下さったあの笑顔!!
「このリングをお作りする事ができて本当によかった!」と、心の底から思いました。
ダイヤモンドを川杢の流れに沿って、斜めに3個お入れしたレディースリング。
川の流れに反射した光のきらめきの様な…、
天の川にきらめく星の流れの様な…、
お二人のこれからの足元を照らす光のような…、
そんな不思議な美しさをまとったリングとなり、
お二つのリングがとなり同士寄り添って、はじめてひとつの形の様にも見えました。
お二人にはさらに、とっても感激するお言葉まで頂戴いたしました。
本当にありがとうございました!(かわいい手書きのイラスト入りです☆)
新緑の頃のお式がもうすぐでございますね!
今まさにお式のご準備でお忙しくされていることと存じます。
ぜひぜひまたお式のお話なども聞かせて下さいね。
お二人の末永いお幸せをお祈りしております…。
大阪店 細山
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