どんなリングがお好みですか?
繊細なもの、爽やかな感じのするもの、温かみのあるもの、可愛らしいもの、かっこいいもの。
杢目金屋のリングは、フルオーダーのリングでございますので、
お幅や金属のお色の組み合わせ、デザインなどをおふたりにお選び頂いております。
おふたりがお選びになる ひとつひとつが、段々とリングに表情を持たせ、
やがて様々な雰囲気を持った、おふたりだけのリングを形作ってまいります。
今回、ご紹介させて頂くおふたりは、三浦 貴司様 静香様 ご夫妻でございます。
おふたりで杢目金屋をお目に留めて下さり、「木目金のリングがいい!」と
一目惚れして下さったとのこと。お車を飛ばして2時間かけてお越し頂きました。
おふたりのリングは、「高橋派玉杢模様」と呼ばれる模様の、
とても趣のある美しいリングでございます。
「杢」というのは木目の紋様の中でも特に装飾性の高い木目に使われる総称です。
また、「玉杢」というものは、まさに玉のように渦巻いた波様が、木目の中で立体的に
浮き上がって見え、杢目の中でも美しく希少性の高いとされている紋様です。
その様子を金属で表現した、木目金の玉杢模様。
木の節のような、年月を重ねた年輪のような、また水の波紋が幾重にも広がったような、
独特の味わい深い模様をしております。
貴司様のリング(写真左)は、お幅が6ミリあり、「いぶし」という仕上げを施した渋みのある、
かっこいいリングでございます。
(使用しております金属のお色の種類は、おふたりとも同じものですが、いぶしを施すことで、
お色がどっしりと落ち着いたものになってまいります。)
静香様のリング(写真右)は、貴司様より細身にされ、リングの形状を波型にすることで
柔らかさ、フチを付けることで華やかさのあるリングとなりました。
当初、お打ち合わせの中で、木目の板のお幅や形状がおふたりで異なることを、
静香様が気にされ「なんだかふたりで全然違う感じになってきましたか?」と
おっしゃっておられましたが、金属の種類と模様をお揃いにされることで、
お好みを活かしながら、統一感もばっちりな、おふたりならでは のリングに仕上がりました☆
こちらが、おふたりに頂いたお言葉です。
マリッジリングは、一生物の特別なリングでございます。
一生お付けになるからこそ、それぞれのお指やお好みに合わせて、お幅や形状、
時にはお色を変えられるのも良いですね。
その中で、何かおふたりのリングに共通点や関連性を持たせることで、
「おふたりだけのリング」といった感じや、「お揃い感」が
ぐっと増してくるように思います。
また、貴司様と静香様は、お渡しさせて頂いたリングを当日そのまま着けて帰られました。
お見送りさせて頂いていると、おふたりは歩きながら、仕上がったばかりのリングが
嵌められた手を陽にかざしてご覧になり、笑顔でお話されていました。
その様子を拝見し、私もとても温かく、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
おふたりに杢目金屋のリングにお目を留めて頂いた理由を伺うと、
「普通のリングとは違うなぁと思った。
デザインが変わっていて、世界にひとつという所に惹かれた。」とおっしゃって頂きました。
私どもでは、「世界に一組」と銘打っておりますが、たくさんのお客様のリングをお渡しさせて頂いておりますと、ひとつひとつ個性的で、それぞれが違った表情を持っているなぁ、本当に言葉通り「世界に一組」だなぁと、日々実感いたします。
おふたりにとってしっくりくるリング、これから何十年と共に歩まれる中で、その歩みを
見守る、お二人にとって「世界にひとつ」のリングを、ぜひお選び下さいませ。
そのお手伝いをさせて頂ければ嬉しく思います。
三浦様、この度はご遠方より何度もお足を運んで頂き、
本当にありがとうございました。
すでに 幸せに満ち溢れていらっしゃるおふたりではございますが、
これからも、末永いお幸せを 心より お祈りいたしておりますね!
大阪店 湊
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