これは「盃洗(はいせん)」という江戸の後期から明治までの酒席で使用された、
杯を洗う為に水を入れておく器です。
当時は一つの杯で酒を飲み交わすことにより親交を深める文化があり、
その際に盃洗の水で杯をすすいでいました。
花と蝶の美しい文様が描かれています。蝶の文様は「長」という音と重なるため
「長寿」や、さなぎから美しい姿へと羽化する様子から「復活、変化」「不老不死」などの意味があります。
杢目金屋では日本の伝統文化・技術を大切 に伝えていきたいと考えています。
店舗へいらした際は、店内を是非じっくりとご覧下さいませ。